小松米店のご紹介
「美味しくて安全なお米を笑顔とともに」創業以来変わらぬ思いでお届けしております。
小松米店の歴史
米どころから上京し、この地で開業
小松米店の一代目小松由松が、この地で店を開いたのは昭和12年(1937年)のことでした。
由松は少年時代を、有数の米どころ富山で過ごしました。
成長し駒込の米屋に奉公に出ておりました。いつかは自分の店をもちたい、その思いで一心に働いておりました。
縁があって結婚、独立することになりました。当初は借家住まいでしたが、コツコツ貯めた資金でついにこの十条に、店を構えるに至ったのです。
勤勉だった由松は、故郷の田んぼの風景や、農家の苦労を忘れることなく、夫婦そろって朝に夕に働き、地域で愛される店へと育ってまいりました。
しかし、次第に戦争の影が色濃くなり、お米は「配給」制になります。また兵役の義務もありました。小松由松も徴兵され、店を開けていることが困難になり、昭和19年から約6年の間、営業停止を余儀なくされたのです。
一念発起し再開を決意
戦後は会社勤めをしていた由松ですが、一念発起小松米店の再開を決意、顧客名簿の作成に奔走し、昭和26年(1951年)ようやく再開にこぎつけました。
米穀業の登録には1000人以上の顧客名簿を提出する必要があり、お客さまにお願いして歩きました。
当時はそんなに住人も多くなく、また古くからのお客さまも転居したり、ライバル店に先を越されたりと、苦労は並大抵のものではなかったのです。しかし、多くの方の後押しをいただいて営業を再開することができました。
昭和40年(1965年)に二代目小松良夫が店を継ぎ、今も地元の方に愛され商いを続けております。
途中中断はありましたが77年前からのお米屋稼業、浮き沈みもありましたが「小松のお米はおいしいね」の声を励みに今日もお届けしております。
沿革(歴史)
1937年(昭和12年) | 一代目小松 由松により、「小松米店」創業 |
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1944~1951年(昭和19~26年) | 戦時中・戦後の混乱のなか、一時営業停止 |
1951年(昭和26年) | 「小松米店」営業再開 |
1965年(昭和40年) | 二代目小松 良夫が「小松米店」を継ぐ。 |
2005年(平成17年)5月 | ホームページを開設 |
2022年(令和4年)8月 | 三代目小松 英二が「小松米店」を継ぐ。 |