美味しく召し上がれ
ふっくらつやつやごはんは何よりのご馳走!ポイントを押さえて今日からごはん名人に。
ごはんを美味しく炊く3箇条
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きちんと計量する
炊飯器のお米カップ(180ml)を使ってすりきりまできちんと量ります。お料理の計量カップは200mlなので、ごっちゃにしないのがポイントです。
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最初の水はすぐ捨てる
乾燥しているお米は吸水スピードが早いので、ぬかの匂いまで吸ってしまいます。
はじめに注いだ水はすぐに捨てる!ごはんのいい香りのために忘れずに。 -
水加減に気をつけて
基本はお米の容量の1.2倍(新米のときは少し控えめに)。
炊飯器のメモリに合わせましょう。洗ったら夏は30分、冬は1時間ほどおいてから炊きます。
お米の新常識
お米は冷蔵庫で保存
シンクの下などに保存している方も多いでしょうが、温水などの影響で結構温かいもの。デリケートなお米のおいしさを保つには「密閉できる容器で低温で」が理想。ペットボトルに入れて冷蔵庫というのが賢い保存法です。
蒸らしとほぐしが決めて
蒸らすことでしっかり水分を吸ったふっくらごはんに。炊きあがったら全体をほぐします。こうすると米粒のまわりに空気が含まれふんわりした口あたりに。最近の炊飯器は蒸らし時間も含んだ炊きあがりになっているので、ピピッと鳴ったらほぐしましょう。
冷凍するごはんは冷ましてからラップ
冷凍保存するときは冷ごはんではなく温かいうちに。小分けしてラップに包み、粗熱が取れたら平くして冷凍庫に。
これでレンジで加熱した時に適度な水分でふっくら仕上がります。ごはんはまとめて炊いて冷凍保存がおすすめです。
代表的な銘柄と特徴
コシヒカリ
日本で一番有名なお米ともいえるコシヒカリが誕生したのは、量よりも質に目が向けられるようになった昭和31年のこと。
「越(コシ)の国に光(ヒカリ)輝くような品種になるように」との願いを込めて命名されました。日本の気候風土にあっており、比較的栽培しやすいことから、またたく間に広がりました。成分(アミロース、タンパク質など)のバランスがよく、粘り、つや、香り、適度な弾力もあって美味しいお米です。
ひとめぼれ
平成3年誕生と比較的新しいお米です。冷害に強い品種として、宮城県で開発されました。
名前には「見て美しさにひとめぼれ、食べて美味しさにひとめぼれしていただき、全国の皆さんに愛されるお米に」との願いが込められています。
独特のやわらかさ、冷めてもお米同士がくっつきにくく、美味しいのでお弁当にピッタリと人気があります。
適度な粘りと甘みがあって美味しいお米です。
あきたこまち
美人のほまれ高い「小野小町」にあやかって、「美味しいお米として末永く愛されるように」との願いを込めて名付けられました。
本格的に栽培が始まったのは昭和60年、秋の早い秋田でも安定的に収穫できるようにと早生種を交配してできたお米です。
つやつやとしたもち肌のような光沢ともっちりした食感が特徴で、まさに美人の名に恥じない美味しいお米です。
つや姫
山形県が10年もの月日をかけて開発したお米がつや姫です。
「炊きあがりのつやと輝きが素晴らしく、長い年月たいせつに育ててきたという想い」を<姫>の文字に込めて名付けられました。
デビューからまだ4年と日は浅いのですが、「粒が揃っている」「つやがある」「甘みがある」「うま味がある」と、高い評価を受けている美味しいお米です。
ゆめぴりか
日本一おいしいお米を作りたいという北海道民の「夢」に、アイヌ語で美しいを意味する「ピリカ」を合わせて命名されたお米で、登場以来連続で特Aランク*を獲得するなど、注目を集めているお米です。
ほどよい粘りと豊かな甘み、やわらかさがあり、炊きあがりもつややかな美味しいお米です。
*本穀物検定協会の「米の食味ランキング」で、